8月の上旬、
加奈子は、玄関の鍵を外しドアを開けた。
「良くん 何しているの、早く上がって!」
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彼女は、今年で28歳を迎えるごく普通の専業主婦であった。
家族は、おととし結婚した一流商社に勤める夫がいるだけで子供はまだいない。
この夏、姉夫婦が出張で忙しい為、今年の夏休みの間だけ姉夫婦の息子 良夫を預かることになったのだ。
妹の加奈子もイヤな顔をせずに、快く引き受けた。
なぜなら、一流商社に勤める夫は帰りが遅く、話相手がおらず、昔からよく知っている良夫なので
彼女は、夫と電話で相談し、喜んで彼を引き取ることにしたのである。
早速、今日、良夫がやってきたのであった。
「は、はい・・・お邪魔します」
良夫は、ペコペコと頭を下げながら玄関に入ってきた。
「大きくなったわね。それじゃ約一ヶ月間よろしくね。」
加奈子の胸とゆったり目のTシャツの隙間から、胸の谷間がチラリと見えた。
良夫は、加奈子の胸の谷間をチラ、チラと盗み見していたが、加奈子は気づいたそぶりはない。
そんな感じで、良夫は加奈子の家にやってきたのだった。
最初はギコチなかったが、1週間もすれば、違和感なく暮らすことが出来るようになっていた。
加奈子も最初は男ということで少し身構えていた部分もあったのだが、次第にそんな緊張感も薄れていったのであった。